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ロックの部屋

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LILAC TIME

【ライラック・タイム】『PARADISE CIRCUS』~ネオアコ度は★★~
Paradise Circus

《アズテック・カメラよりメランコリックでオレンジ・ジュースより甘く、ベイル・ファウンテンズよりもドリーミーなネオアコ》
《サイモン&ガーファンクルをカヴァーするドリーム・アカデミー》

この二つはライラック・タイムを紹介するコピーです。聴いたことがない人も、少しはイメージが掴めるでしょうか。

『PARADISE CIRCUS』は彼らにとって2枚目のアルバムで1989年作です。

全体を支配するのは軽い流れるような曲ばかり、癖やあくといったものがない。特にヴォーカルでリーダーのスティーヴン・ダフィの声は甘く優しい。バンジョーやオーボエを使用したアコースティックな曲が多い。

アルバムタイトル曲の7曲目はアコースティックナンバーで、彼らの特徴が良く表れています。まるでサーカス小屋で、まさにこれから幕が下りようとする前にバックに流れるのにはピッタリの曲です。

1曲目の「AMERICAN EYES」のっけから口ずさめるような明るい曲。

♪これは3人の若者の物語
 少女と二人の少年
 その少女はアメリカの瞳をしてる
 アメリカの瞳

 富と名誉のために若者達は学校を去った
 でもそれは少女のためだった
 少女の瞳には星があった
 その瞳の中には星条旗があった

 僕はその少年の1人で
 あぁ、僕はあの子に夢中だった
 でも彼女は僕を見てはくれなかった
 その可愛らしい瞳をつむってしまったんだ
 ジャマイカの空みたいな青い瞳を
ドュゥドュゥドュゥドュゥドュゥドゥドゥドゥアメリカンナイズ♪

8曲目の「THE GIRL WHO WAVES AT TRAINS」はアルバム中最もアップテンポなナンバーで楽しい。

9曲目の「THE LAST TO KNOW」は甘くも美しいバラード、この曲が私は一番好き。

12曲目の「WORK FOR THE WEEKEND」もバンジョーとコーラスが美しい。2番目に好きな曲………、いや一番かな。

なお【ドリーム・アカデミー】のケイト・セント・ジョンがオーボエ奏者として参加しています。それから、スティーヴン・ダフィは【デュラン・デュラン】のオリジナルメンバーだったそうです。

7曲目以降の曲の構成、出来が素晴らしいです。前半はやや地味目なところを差し引いてネオアコ度は★★です。




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